本を読む人は子どもの時が一番多い
よく本を読んでほしいという理由で本を小中学生の内に買い与える、もしくは小学校に入る前に絵本の読み聞かせをするっていう人がたくさんいます。
でもそれって本当に正しいんでしょうか。
たしかにそれで本を読むことに関していいイメージを持つ人は増えるかもしれません。
でもそういう人が多いのに、大人になっても本を読み続ける人は少ないんですね。
大人になってから読めたほうが良い
一番読書率が高いのは小中学生なので、読書年数は長くて6~9年程度です。
本当に読書をする人になるのであれば、大人になって働きながらも読書が出来ることが最善ですよね。そうなると、定年まで読むとなると30年程度読み続けることになります。
出来れば子供のころから難しい本が読めるように、古典や歴史など、一般的に受験に体重を載せている人たちから嫌われる教科が出来たほうが、大人になってからの読書にブーストが付きます。
古典が読めないと大人になってから勉強するのにえなるぎーが要るのでいつまで経っても中学生レベルの大衆本しか読めない大人になります。
それでもいいと思うならそれでもいいですが、古典は読めるようになると、大衆本など現代文学が簡単に読めるようになるのでコスパが良いんです。あまりコスパという言葉は好きではありませんがそれは事実です。
歴史が分かれば歴史を動かすのは思想、哲学、宗教なので、それらの原点を読め利用になると、物事の根本が分かりようになってきます。
子どもの頃の読書は差が付きづらい
しかも子供のころの読書は簡単な内容ばかりなので周囲とあまり差が付きません。
しかし大人になってからは多少難しい内容も読めるようになるので、差がはっきりします。おまけに大人になって読む人は少ないので、読める人は圧倒的に有利になるんですね。
中学生以降は多くの場合は受験がきっかけで本を読まなくなり、就職すると忙しくてさらに読まなくなります。
こういう現象は親御さんの皆さんも自分がその年齢の時のことを思い浮かべたら「確かに」と思うでしょう。
周囲で読書をしていた人は大人になるにつれ減っていきますよね。
ではどうしたらいいかというと、大人になっても本が読める、余裕のある仕事に就く事です。
単純に勉強ばかりが出来てしまうと大きな企業に入って本を読む時間もない位忙しく働いてしまうパターンがあります。
本が読める余裕のある仕事に就いてもらえば読書年数は30年くらいになります。