ノーミソ刺激ノート

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難しい本を読む意味

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ちびまる子ちゃんの 読めるとたのしい 難読漢字教室 -難しい読み方や特別な読み方の漢字- 満点ゲットシリーズ (満点ゲットシリーズ/ちびまる子ちゃん)

難しい本を読むメリット

  • 簡単な本が読めるようになる
  • 例えに出てくる名著を読むことで本が読めるようになる
  • 名著自体が単語になっている

 

「名著自体が単語になっている」とは、例えばある本で、

 

「『源氏物語』のように~」

 

というくだりがあった場合、『源氏物語』について大方の理解をしていないと、その文章のいつを掴みづらくなってしまいます。

 

それはつまり、『源氏物語』自体が、世界文学最長クラスの情報量にもかかわらず、その四文字で一つの単語になっているということです。

 

一方で一部の人しか知らないようなライトノベルやオタクの本の場合、その界隈には通じるかもしれませんが、圧倒的にそれを知っている人は少ないです。

 

英語を勉強したいという人が多いのは、その話者が広い範囲でいるからでしょう。

それと同じように、世界的名著は世界にそれを題名だけでも知っている人が多いからそれだけ読むことに価値を感じる人が多いんです。

 

もちろん全部を知らなくても重要なキーワードだけ、なんとなく知っていたらOKな場合が多いです。

読書の目的

私は基本的に読書はわからない世界を理解する手立てとして読んでいます

そして歴史的に残る古典的名著を読むことを中心にしています。

ですから難しい本を好みます。

 

なぜならそのほうが読書に無駄が無いからです。

読書に無駄が無いと憤慨する人がいるでしょう。

 

しかし古典的名著であれば「それを読んだ」ことによってほかの本が読めるようになりますが、簡単な本の場合は、読める本の量が一気に増えることはありません。

 

たとえば、源氏物語に関する解説書でもいいんです。

 

それを読むことによって本文も読みやすくなりますが、それ以上に、その後の『源氏~』に関する本や、それを少しでも話題にしている本が読めるようになります。

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ライトノベルではほとんどそういうことは無く、それを読んだだけの楽しみで終わるでしょう。

人の生き方はそれぞれなので、別にいいんですけど、私はそれって勿体ないと思います。

 

世の中には面白いと言われている本がたくさんあって、それを知らずに小手先の面白さで終わっているものがほとんどです。

でもせっかく生きているなら本当の面白さ、心にズシンとくるような、深い感動を感じたいじゃないですか。

 

その可能性が高いのは古典的名著です。

もちろんライトノベルでもそういうことはあるでしょう。

 

それも年代によっても感じるものは違うでしょう。

しかし、長い人生の中でそれを持ちこたえられるのは古典的名著のほうが可能性が高いという事です。

 

ツイッターを見ていると、読書アカウントの人たちは大概がライトノベルや大衆小説などのエンタメ小説を読んでいます。

 

一方で、純文学や、詩、古典を読んでいる人は圧倒的に少ないんです。

 

それは当たり前の話で、それらは難しい、ハードルが高いからです。

人は簡単な敷居はクリアできますが、少し引っかかりのあるものは避ける傾向があります。

【関連記事】 

古典を読む意味を考える。 

 

当然私もそうで、私は数学が苦手です。

数学の本に関しても何度か読みましたけど、どうしても挫折をしてしまいます。一旦挫折をすると、もう一度復旧するには、何か機会、チャンスが無ければ、それをすることはなくなります。

数学入門 (ちくま新書)

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難しい本は理解できないから読んでも意味が無いと思われがちですけどそんなことは無いんです。

そもそも全部理解しようとしない。

2,000円の本を買ったんだから全部理解しなくてはと思うかもしれませんが、全部理解することは無理だと思っておいたほうがいいです。

 

それじゃあ本を読む意味が無いと思うかもしれませんが本当にそうでしょうか。

人間は食べた物を100%吸収することはできません。

したら健康的にまずいでしょう。

 

それと同じように全部理解することはできないし、そもそもどんなに簡単な本でも作者の意図を全部理解している人なんかいるわけがありません。

 

簡単なエンタメであれば、ストーリーを理解して、ハラハラドキドキすればいいのかもしれません。

しかし私はそういう読書はハナからする気が無いので

 

その本を手にとって、お金を出したんなら、何かその本で得たい経験、知識があったわけでしょう。

それなら、それをクリアできて、プラス何かが得られれば、一応OKということでいいと思っています。

「難しい本」は積読になりやすい

世の中の人には「積読」(つんどく:読まずに積んでいるだけの本)を悪いものと考えている人がいます。

 

私はそもそも積読が悪いものだとは思っていません。

 

積読は「勿体ない」のか - ノーミソ刺激ノート

 

詳しくは上の記事に書きました。

 

悪いというのであれば、部屋が狭くなる、ほこり等のゴミがたまるなどして、生活に害が出た場合は本人にとってはまずいでしょう。

 

しかしそうでなければ積読はしたほうがいいんです。

どうせ読書が好きになったら、100%するものです。

 

そして積読の定義も曖昧で、

「全く読んでいない本」と「途中までしか読んでいない本」

も両方とも積読としている人がいます。

 

しかし私から見れば、少しでも読んだんなら積読とはいいません

なぜなら少しでもその分を読んだら、人であれば必ず心が動くはずです。

その「心が動く」体験をしたんなら読書経験は一旦完了でいいです。

 

一回心が動いたくらいでは忘れてしまうと思うでしょう。

しかし、それと関連する本を何年か後に読んでもその本自体を忘れたとしても

 

「あー、こういう話ってどっかで読んだか、聴いたりしたな」

 

という感じで思い出すことがあります。

これって常に情報収集している人であれば誰でも経験あることだと思います。

頭の良し悪しは関係ありません。

 

ただ、そういう経験があまりない、覚えが無い人は読書量が足りないか、読んでいても自分が楽しいと思える内容じゃない話題のものの可能性が高いはずです。

 

自分が面白いと思えなければ、情報に対して前のめりになりません。

ですから本を読む際は面白いと思えるものを読みましょう。

難しい本、理解できない本でも読める?

しかし難しすぎて嫌だと思えるものには初めは手を出さないほうが賢い読み方です。

 ただ、難しくても興味のある分野であれば、我慢してでも読めるという場合もあるんです。

それでも意味あるのか、と思うでしょう。

 

難しいのであれば理解ができないはずです。

そもそも理解というのは「意識的」に理解することです。

意識的な記憶に留まることです。

 

しかし難しい本を読んで数日たった後に読み返していると何だか理解ができることがあるんです。

 

何でも難しいと思ったかというと、

「見たことない単語がたくさんある」

という理由が大きいと思います。

 

言葉は人と同じで、初めての人の場合、どう接していいのかわからないじゃないですか。

言葉も同じように見たことない言葉が出てくると、どう理解していいか分からないので、必要以上に心が疲れるんです。

 

心がヒリヒリする感じですね。

しかし、二回目になるとそれは見たことないものではないので心がヒリヒリすることが少なくなります。

 

それを繰り返すことによって、全然理解できなかった文章が少しずつ分かって来るんです。

ただ、これは実際に経験してみないとわからないことで、このブログを読んで実践する人は1%くらいでしょうから、ほとんどの人がピンとこないと思います。

 

でも、ほとんどの人が分からないものが読めるという事が楽しいんじゃないかと思うんです。

なぜなら、ほとんどの人が知らない世界が見られる、感じられるという事ですから、結果的にはコスパよく、人生を楽しむことが出来るんです。

 

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