ノーミソ刺激ノート

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ジブリ鈴木敏夫「才能の話」がおもしろい。

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file:010 自分は信じない人を信じる プロデューサー 鈴木敏夫

この記事は元々「私立スマホ中学」という動画でスタジオジブリの鈴木敏夫さんが話していたことをを取り上げていたんです。

が、、今はその動画が削除されたので内容を説明します。

 

  • 鈴木敏夫は宮崎駿と40年仕事している。
  • 4人兄弟の三男。
  • 実は駿よりも末っ子の弟が絵がうまかった。
  • 弟に勝つためにはどうしたらいいかと考え、高校1年の時、井之頭公園で1日数時間「観察」して描くと決めた。そして4年間ほぼ毎日続けた。
  • 観察の結果、色んなことを学んだ。結果、弟よりも絵が上手くなった。
  • 女子高生の会話を聞いて「どの一言を何秒で喋るか」を数えた。
  • 「耳をすませば」の女子高生の会話はその時のもの。
  • 宮崎駿は、想像で描かない。
  • しっかり観察する。写真を撮って見ない。自分の記憶に頼る。
  • 鈴木敏夫と旅行をした際、風景を覚えてそれを描いたが、思い出せない個所があって、そこは鈴木敏夫が撮った写真を見た。

 

「頭がいいとは」、佐藤忠男の本によると

  • 記憶力
  • 根気
  • 判断力

と書いてある。

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独学でよかった

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映画の真実―スクリーンは何を映してきたか (中公新書)

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自分らしく生きてゆけないのはなぜか

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ポイントは、

  • 弟のほうが絵が上手かった
  • 人物、建物など観察をよくしていた
  • 忘れた部分は後で付け足す

才能って何だろうっていろんな解釈がありますけど、宮崎駿に関する話はかなり説得力がありますね。

 

こういうこと聞くと、才能ってそういうもんなのかって思うんですよね。

ついつい神秘的なものにしがちじゃないですか。天賦の才とかいって。

確かに天賦ではあるんだけど、この部分だけ記憶力がいいってこと誰でもあるじゃないですか。

だから才能って他者にあると敬えるものではあるけど、「記憶力」だって言ってもらえるとすごく身近なものに感じられるじゃないですか。

 

耳をすませば [DVD]

 

「耳をすませば」のエンディングはすごく惹かれるものがありましたけど、人それぞれ歩き方が違っていてそれをちゃんと書き分けているって話でした。

 

佐藤忠男さんの「頭がいい」の話もなるほどと思いました。

誰か知らなかったんですけど、映画評論家なんですね。鈴木敏夫は漫画には関心がなかったけど昔から映画には関心があったって言ってますよね。

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