毎日やってもいい
結論としては毎日やってもいいですが、それは時期にもよるんですね。
筋トレの動画やブログなんかを見ると、「毎日やってはいけない」「毎日やってもいい」の二声があります。
多いのは「いけない」のほうですね。
理由は筋肉を肥大させるには「休息」が必要とのこと。
確かにそうですけど、始めた時はどんどんやりたいものです。
筋肉痛も嬉しいし、少しやれば太くなるので楽しいです。
休息するんならある程度の経験をしてからでいいと思います。
というか、休息すべきならそのうち勝手に思うはずです。
ごくごく稀に馬鹿みたいに筋トレしすぎて倒れるとか、大怪我するとかはありますけど、そんなのは馬鹿がやってしまう事です。
気を付けるべきことは、
- 痛すぎる
- 骨が痛い
この二点が起こっているときは異常事態ですからやめたほうがいいです。
でもそれだけですよ。
もちろん情報発信するなら「そういう事もあるから気を付けてね」というのも必要ですし、ジム側としても、責任問題で面倒ですからそういうことを言いますよ。
でも大概の人は無理なんかしません。
初めの内は色んなことを思うはずです。
- 関節痛くなったな
- 腕を鍛えたいのに背中が痛いぞ
- 今どこに負荷がかかってるのかわからない
というように、失敗や疑問が出てきます。
そういう実体験の記憶がないとうまくなりませんから、はじめのは筋トレの成果とかコスパとかは気にしなくていいんですよ。
しかも初心者は筋肉が無い状態ですから色んなことをやっていれば筋肉は付きます。
やりたいんならやったほうがいいと思います。
「筋トレ」にも技術がある
意外と知られていないことです。
だからボディビルダーは馬鹿にされるんです。
料理にしても勉強にしてもスポーツにしても、回数をやった人はドンドン手際が良くなりますよね。逆に言えば初心者は手際が良くないんです。
ですから色々試すべきです。
筋トレはいきなり上手くはなりません。はじめの内は上手くいかないんです。
ただし初心者でも筋トレをすれば数か月で成果は出ますから、ただ重いものを上げ下げすればいいと思うんですね。
始めはそうですけど中級者(6か月~1年以上かな)以上になると、そのままのやり方では限界になります。
そして人にもよりますけど、大概は一年少しでは「ちょっと筋肉ついたね」と思えるくらいで、「かっこいい」とまではなかなか行きません。
なぜ限界になるかといえば、自分の持っている筋肉の伸びしろの内側に留まっているから。
限界を突破するにはもっと重いもの、もっと回数を上げないと筋肉は大きくなりません。
筋トレはただ単純に思い負荷をかけて筋肉を傷つけて筋肥大を測るというものではありません。
何をするにも、「技術」があります。
筋トレで効率よくトレーニングするには技術が必要。
適切に筋肉に負荷がかかればいいですけど、はじめの内はそう上手くは行きません。
下手にやると関節を痛めてしまったり、ケガをしたりします。
それは怖いですからいきなり重い重量でやるのは怖いですし、自分もどれだけの量ができるのかが分からないですから色々試しながらやったほうがいいです。
しかし試すにしても、1時間もやっていれば疲れます。
ですからはじめの一か月から三か月くらいは、適切に筋肉に負荷がかからないものです。
それでも元々筋肉は無いでしょうから筋肉痛にはなりますし、肥大もします。
ですからいいんですね。
よくあるのは一年以上やった時から定期的に訪れる「停滞期」ってやつですね。
「停滞期」とは
停滞の理由はようするに
- 適切な負荷がかかっていない
- 遺伝的な問題
というのが理由です。
大概の場合は「遺伝」が原因だと思われるんですけど、工夫の仕様はいくらでもあります。
もちろん遺伝の問題は大きいですが、それは人種レベルだと大きいでしょう。
例えば白人や黒人と比べて黄色人種は筋肉が付きづらいです。
でも同じアジア系の人で自分より大きい人がいるのであれば、その手前までは行けると思っていいでしょう。
だから「適切な負荷」のほうに気を付けたほうが賢明。
ではどういう方法がいいかといえば、
- 別の器具を使う
- 別の重さを試す
- 別の回数を試す
というように試行錯誤をすればいいんです。
経験を重ねないとうまくなりません。
筋トレは技術です。
ですから色々時間をかけて、自分の身体と筋トレの関係を考えながらやったほうがいいんですね。
2~3日空けたほうがいいという話が有りますが、実際、毎日やっている人は大勢います。 色んな人を見ましたし、毎日同じ個所をやってるっていう人はヤッパリでかいですよ。
それに肉体労働している人は謂わば毎日やっているようなものです。
毎日やると逆に小さくなるという話(カタボリック)が有りますが、それはまず、本気で筋トレしてる人は気にしなくていいレベルだと思いますね。
確かにそうなるのかもしれません。
でもそれは有酸素運動を筋トレと同じくらい本気でやってたらそうなるかもしれませんが、多少有酸素をしたくらいでは誤差じゃないでしょうか。
つまり初心者が気にするようなことではないという事。
だって本気で毎日やってる人って、カタボリックを気にしてる人よりでかいですし、結果も出てますよ。
小さくなるからやめたほうが良いっていうのは論としては有るものの、本当にそうなったという人は見たことないからです。
毎日やってる人はむしろでかいですよ。
もちろん効率は悪いかもしれませんが、それは短期的なもので、長い目で見たら、技術は上がるし、自分の身体の調子も分かるわけです。
ですから無理はしなくてもいいですけど、できると思うならやったほうが良いというのが結論です。
あるとすれば筋肉をちゃんと動かして傷つけているのに、何も食べないという場合じゃないでしょうか。
筋トレ後はプロテインを飲むのは普通ですけど、飲まなくても普通は大きくなります。
- 限界まで追い込む
- 筋トレ後はプロテインを飲む
- きちんと休息をとる
というのはどこでも言われていることです。
言葉だけ見聞きするとできそうじゃないですか。
でもできないんです。
自分の身体で筋トレをしよう
みんなそうするべきかと言ったら、そんなことないと思いますよ。
最低限でも筋トレを刺激としてできていればOKだと思います。
人の意見を参考にすることは重要です。
しかし最終的には自分の身体と生活とで相談しながら適切な筋トレをやるしかありません。
確かに上記した三点(限界・プロテイン・休息)を気を付ければ、効率はいいと思います。
でも、初心者が全員、いきなりこういうことが出来るかと言ったらそうではないですよ。
みんなができそうなもんですけど、人間の生活習慣というのはそう簡単にグイッと変えることはできません。
プロテインと休息はできそうかもしれませんが、限界まで追い込むことは、初心者には、まずできません。
初心者は限界が分からないからですね。
筋トレをやるのは普通は高校生以上の大人です。
限界は怖いですから「こんなもんかな」で片付ければいいんです。
そしてやっているうちに慣れてきますからそしたら限界に挑戦できるようなメンタリティが出来上がるんです。
はじめの内から何でもプロ並みにやろうとしなければ問題は起きません。
ただ言われているのは、毎日やると効率が悪いという事くらいです。
でも生活の上で、忙しい人もいるでしょう。
普段筋トレができる時間も余裕もないけどある一定の期間だけ時間と余裕ができるならその時にやったほうがいいでしょう。
ブログや動画をアップしている人はそういう余裕があるし、他の人は色んな生活があるという事を考慮しないですから
「効率よくやるのはこれだ」
というんです。
自分の生活の範囲内の最適な時間にやればいいんです。
それは人に教えてもらう事ではなく、あらゆることを参考にしながら自分で考え、編み出すものです。
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