ノーミソ刺激ノート

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「読書」ばかりする子供に「不安」な親

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脳が読む (本の解剖学)

「読書」が楽しい理由

「読書はいいことだ」

とよく言いますが、世間では、読書ばかりしている子供が以上じゃないかと思う親もいます。

結構いるんですね。

じゃあなんで人は本を読むのかを考えてみましょう。

 

  • 言語化されるのが気持ちいい。
  • 違う世界に行くのが楽しい。

 

「言語化」とは「安心」につながります。

ただ心の中に思っている状態では、言葉にできません。

子供に感想や気持ちを求められたときに喋れないことがよくありますね。

 

でも、あれって感想が全くないわけじゃないのは、誰でも感覚として記憶にあるはず。

なんて言ったらいいかわからないんです。

しかし、言葉を覚えると、その気持ちに相当する言葉を当てることができます。

これが「言語化」です。

 

「違う世界に行く」というのは、非日常への逃避です。

「逃避」というと、まずいと思うかもしれませんが、それは誰でも思うことです。

 

  • 遊園地へ行く
  • 山へ行く
  • 外国へ行く

 

というように、別天地に行きたいと思うのは、人間の普通の欲望です。

でも簡単に物理空間は移動できませんから、情報空間の移動として読書をするんです。

旅行へ行って新たなことを学ぶように、読書をしても、上記したように言葉を覚えたりして学ぶことは多いので、反対するようなことではないです。

 

一方、何で親である自分は、子供が本ばかり読むのが心配なんでしょうか。

それも考えてみましょう。

 

  • 子供が違う世界に行くようで不安。
  • 子供がコントロールできない世界に行くようで不安。

 

ということじゃないでしょうか。

もしこのことが当たっているとすれば、それはあなたの気持ちが「言語化」されたということです。

それって安心につながりませんか。

「何だか不安」ということは誰にでもあることです。

それは、「わからない」という「恐怖」です。

 

しかし世の中のあらゆる恐怖は、人間が作り出しているものです。

だから、本来は不安に思わなくてもいいんです。

例えば、ゲームばかりやる子供に「ゲームばかりするな」というのも、実は上の2つの原因と同じだと考えられます。

「似ている」から安心する

親は子供が自分と似ていると、安心する人が多いと思います。

 

  • 「目つきが似てる」
  • 「手が似てる」
  • 「性格が似てる」

 

多くの親は、子供が自分とどこが似ているかということで、自分と同じと安心するんです。なんせ初対面に人間ですからね。

それは、「自己愛」から来ています。

 

  • 自分と似ている人だから好き。
  • 自分の延長の様で、愛らしい。

 

そういう部分はあるでしょう。

そういう存在であるはずの子供が、違う世界、違う行動に移ることが、予想できない方向に行くようで不安というのが一番の原因ではないでしょうか。

 

しかし、好きなことをするのは悪いことではありません。

それはゲームであっても同じこと。

今は「Eスポーツ」といって、テレビゲームもプロとしてお金稼ぎができるようになりました。

eスポーツマガジン (白夜ムック565)

 

「それは一時的なことだろ」

 

と思う人もいるかもしれませんが、そうではありません。

情報化して行く人間

人間は情報化するものです。

子供が本を読んでいるのは自然な流れです。

なぜなら、「物理的な世界」よりも「情報的な世界」のほうが変化が少ないから。

 

変化することを恐怖するのは親も同じでしょう。

子供が本を読んでいるのに不安な親も、それは自分と違う世界に行ってしまうような、ギャップに恐怖を感じているんです。

 

読書をしている人も、日々、変化していく世界を感じて恐怖から免れるために、そのギャップを埋めようと本を読んでいるんです。

というのが、一つの答えとしてある気がします。

「情報化」が仕事になる

人間は本来、肉弾戦をする動物でしたが、今は物理的な世界で争うことは少なくなりました。

争いだけではなく、全ての概念がどんどん情報化、データ化します。

それは今後も加速するんです。

 

  • お金はデータ化される。
  • 会話もこのブログのようにデータ化される。
  • 「個人」がデータ化される。

 

これらはもうすでに、やられていることですよね。

「個人」でいえば、本来、日本人は「幼名」というのがあって、子供の頃の名前と、13歳ごろに「元服」して成人となった後とでは名前が変わる習慣がありました。

しかし今では、役所がそういうものを登録するのが面倒ですから、生まれたときから「個人」をデータ化して管理しやすくしたんです。

 

例えば『バカの壁』で有名な東大名誉教授の養老孟司は、小さいころから本ばかり読んでいたので、周囲の大人から、

「本ばかり読まずに外で遊べ」

と言われたというようなことを、色んな本で書いています。

 

半分生きて、半分死んでいる (PHP新書)

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考えるヒト (ちくま文庫)

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世につまらない本はない (朝日文庫)

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本を読んでいない親からすれば、何で本ばかり読むのか不思議ですよね。

でも、夢中になっていることがあるならそれでいいんです。

それが個性化されて、それが商売につながる世界になります。

 

それはホリエモンも言っていることですが、私もそう思います。

 

僕たちはもう働かなくていい(小学館新書)

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10年後の仕事図鑑

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なぜなら私もこのブログで少しずつ収益が出てきてるからです。

私も読書についての記事をここに書きまくっていますが、読書人口が下がっていると言われながらも、毎月収入は増えています。

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