本は繰り返し読め、全部読まなくていいと言っていたブログですけど、その最たるものがこの本だと思う。
本当に繰り返し読んだし、トピックによっては全然読んでない個所もあると思う。
なぜなら事の本は短いエッセイ集で、パラパラめくって適当なところで読むという方法をとってるから、手の癖で大体同じところが当たる。でもこのエッセイのリズム感たるやすごいもので、大阪弁のリズム感、と思ったけどよく読んだら標準語ばかりである。
町田康もそうだけどこの人も元は(今もだっけ)ミュージシャンで、リズム感がいい。
読めてない所は意図的に読んでないのかもしれない。
なんか真実味がどっと押し寄せてきて恐ろしくなる。
石牟礼道子の文学もそうだけど
読んでいて怖いものもある。
でも苦しみ苦しみ読むのもまたいいと思う。
哲学書もそうだけど。