過去のネタでもOK
「そんなわけないだろ。毎日読んでくれてる人のためにも毎日違ったネタじゃないと!」
と思うサービス精神は誰にだってあります。
でも過去のネタでもいいんです。
というか過去のネタをたくさん書けるなら書くべきです。
なぜなら、同じネタでも同じ文章は書けませんから、そのネタに関する解像度が上がります。
ですから過去の記事を読んで「この記事良いな」と思ってくれた人は「また同じネタで書いてる!どういう風に書いてるんだろう!」と思ってくれます。
何でそういう風に言えるかといえば、私自身も他の人のブログや本を読むときにそうだからです。
実際私は似たようなテーマで書いている記事が幾つもありますけど、そういうものこそよく読まれています。
普通の人はできないと思いますけど、こういう発想って古典を読んでるからだと思うんですよね。
私は古典読みなので、古典的発想では
- 昔のものを再利用する
- 同じテーマでもう一度書いてみる
っていうことはよくあることですし、むしろ推奨されることなので、よく使っています。
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でもですね、読者というのは同じように読んでいるようでも、書き方が違うと違う発見が出来るようになってるんです。
実際私は同じ本を何度も読みますし、同じ作者の本も何度も読みます。
例えば養老孟司の本は、同じ話が何度も出てきます。
しかし、出てくる箇所が違ったり、表現箇所が違っているので全然嫌にならないんですよ。
むしろ同じネタが来たら、
「待ってました!」
って感じで嬉しくなります。
お決まりネタって嬉しいんですよね。
よく、ゲームのクリエイターとかでも、
「過去のあの作品みたいなのを作ってください」
と言われるそうです。
宮崎駿なんかも
「トトロみたいな作品を作って」
と言われるそうです。
そう言っちゃう気持ち、わかりますよね。
消費者からしたら、ちょっと違ってるだけでいいんですよ。
同じような作品でも、見てる方からしたら色んな楽しみ方が味わえるからいいんです。
例えばゲームでも、
- テトリス
- ぷよぷよ
- ボンバーマン
などは、色々グラフィックの技術や、ちょっとした箇所は違いますけど、基本的に同じゲームで、それなのに毎回売れているわけです。
むしろ、それだから売れていると言ってもいいでしょう。
変えられたら嫌ですよね。
同じだからいいんです。
だから、
「同じネタばかり」
と自分では思わずに、何か反応が良かったものがあれば、同じネタで書けばいいんです。
絶対に全く同じ記事にはなりませんから。
「ブログのネタがない!」
っていう人いますけど、それって今まで経験したことの答え、結論を一つにまとめてるからだと思います。
「これはこうだ」
っていう考えじゃなくて、違う視点、違い解釈を考えてみたら、同じテーマでも無限に記事が書けるようになりますよ。
簡単にブログネタを探すには、以下のような4手段があると思います。
- ブログを読む
- 本を読む
- 動画を見る
- 映画・テレビを見る
ブロガーだったら他の人のブログを読むことはあるでしょう。
しかし他のブログですでにネタにされていた事に、+αして書きくわえなければ、それはただのパクリになってしまいかねません。
それを書いている人よりも詳しい内容であれば、
「もっと書けることがある!」
と刺激されて書きたくなることがあるかもしれません。
「動画を見る」「映画・テレビを見る」
は、多くの人がやっている手段でしょう。
私もたまにやっています。
しかしYoutubeなどの動画の場合は、その感想や思いついたことを書くにしては短いものが多いのではないでしょうか。
動画作品の場合は10分以下の短いものが多いはずです。
その中には映像に加え、さまざまな情報が入っています。
が、それを文章にして感想や意見を書くとなると、どうしても内容が薄くなりがちです。
逆に映画やテレビの場合だと、内容は1~2時間くらいになることが多いでしょう。
つまり長くなって途中で意欲を刺激されても、その構造上、大切なことは後半に編集されがちです。
ですから全部見ないと正確なことは書けないし、飛ばし見しても内容は掴みづらいです。
書きたくなっても続きが気になって書くに書けない、ということがあります。
そして全部見終わったら集中力が切れてしまうでしょう。
大人の集中力の限界は大概90分と言われていますから、そこから記事を書くとなると疲れて書く気にならないです。
でも時間がたって書こうにも、その時はすでに熱は冷めてたりします。
そうなると「読書」が一番いいんですね。
読書は自分の得意な分野であればサラっと読めるはずですし、刺激を受けたらすぐに書いても問題ありません。
ただしその本を読もうにもデメリットはあります。
「読書」のデメリット
- 場所をとる
- 積読してしまう
- お金がかかる
- 集中力がもたない
ブログで充分稼ぐには1500記事必要だという話を聞いたことがあります。
その数を稼ぐには、たくさんの経験を積むか、本を読まないといけません。
経験を積むには本を読むよりも時間がかかります。
世の中の多くの人が「本を読め」というのはこれが理由です。
読書は他者の経験を情報を凝縮しているので、簡単に他者の体験を自分も経験しているような「追体験」ができます。
何でそんなことをする必要があるかは、情報には「確かさ」が付き物だからです。
経験もしたことが無い人が想像で適当なことを言ってしまうと、それはあくまで想像で、「確かさ」はありません。
つまり「リアリティ」です。
でも読書をした情報を載せると「この本にはこんなことが書かれていて~」と書くだけで、リアリティを保証することができます。
世の中にはネットの情報がこんなに増えているのに、未だに読書の優良性があるのは、これが理由です。
ネットの情報は何だかリアリティが無いんです。偉そうな情報であればある程ですね。
しかし本物もあります。
でもそれを探すのには時間がかかりますから、どうしても本の情報のほうがいいんです。
読書好きの人の一番の悩みは場所をとることでしょう。
今の状態に加えてさらに本を読むとなるといくら場所があっても足りません。
そして積読も大きな問題でしょう。
本は「読みたい!」という情熱がある時に読まないと読めません。
これらのデメリットを解消するにはどうすればいいか。
それはキンドルです。
院生出身のためのブログ入門(ブログ歴10年) - ノーミソ刺激ノート
キンドルのすすめ
kindleのメリット。5年使ったレポート - ノーミソ刺激ノート
読書好きはキンドルを嫌う傾向があるんですけど、それは使い慣れていないからです。
紙の本もキンドルも「道具」です。
「道具」である以上、慣れれば使いやすくなるんです。
「集中力が持たない」というのも、スマホに入れてしまえば断続的に手軽に読むことができます。
紙の本の場合、その大きさや厚さで取り出しにくいです。
しかしスマホではポケットに入れやすい大きさなので、すぐに取り出しができます。
私も大学時代から文庫本、新書をポケットに入れていた時期がありました。
しかし、サイズの問題でどうしてもスマホのほうに手が伸びてしまうんですね。
しかしスマホにキンドルを入れて、最初の画面にキンドルだけを入れてしまえば、ちゃんと本を読むようになります。
もう一度デメリットを見てみましょう。
- 場所をとる
- 積読してしまう
- お金がかかる
- 集中力がもたない
キンドルはこれらすべてを解消します。
- 場所をとる
→家中の本を一冊分にまとめられる。
- 積読してしまう
→買ったらすぐにダウンロードされる。
- お金がかかる
→Kindle Unlimited会員登録(30日間無料)を利用すれば、月額980円で12万冊を読み放題。
- 集中力がもたない
→スマホサイズなら断続的に続けられる。
そしてキンドルで読んだ内容をツイッターに呟いて、メモ機能として利用すれば、アイデアが保存されますからネタが切れるという心配はなくなります。