ノーミソ刺激ノート

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中学受験とは

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日本の中学受験を非難する人がいる。
しかしそれは大きな間違いだ。
もちろん中学受験と一口に言っても
色々あって、全てが全てではないが、
少なくとも私の教えている塾の
一番レベルが高いクラスの生徒は
私よりも何百段も格上の人間である。
(言うまでもないが
しがない大学生の私は
そんなところで教鞭は振るわない。


当然人生経験は大学生のほうが上だろう
と思うかもしれないが、
彼らは努力量が半端ではないので
その分、経験量も半端ではない。

喜び、悲しみ、
孤独、友情、
努力、才能、
家族愛。

東大の毎年の入学者数は
3500人。
院も合わせたら
20000人。

超難関中学は
100~200人。

聞いた話によると
生き馬の目を抜くような国際金融の世界よりも、
日本の中学受験の世界はそれ以上だという。
アメリカで中学生が大学に合格したという事が
しばしば話題に上がるから
日本は駄目なのか
と思ったらお門違い。
日本は飛び級が認められていないだけ。
かくいう私も飛び級は反対だが。

先輩の教師に言わせれば
一流小学生は
センター試験なら
偏差値60
くらいなら楽にいくという。
そんなのが全国で毎年数百人生まれている。
ならなんで日本は国際競争から遅れるのか。

それは二言、

大学が駄目。
教師が駄目。

私の大学は大した事ないので駄目なのが当然だが
実際のことは知りませんが
東大だってそんなに変わらないらしい。

大学はレジャー施設だ

何かで読んだ事がある。

学生にとって?
違いますよ。
教師陣にとってですよ。
大学は自分で勉強するものなので
教育は大してしなくていいらしい。

私のブログにもちょっと書いたと思うが
大学の授業はひどい。
だから私は授業中、まずシラバスを見通して
その後はその授業に関係する本を読んでいる
ことが多い。
ひどい大学は私語が多くて
自習もできないという。
(授業中に自習というのも悲しい話だが)
これが意外に
早稲田慶応クラスの大学にも
あったりもするという。
勿論全ての学部ではないが、
一部ではあるとのこと。
中学高校からのエスカレータで
元々子供のころに嫌々勉強をやっていた子の
振る舞いがひどいという。
(あくまで聞いた話)

私の受けている授業は
語学系の授業が多くて
私語がしづらい環境なので
(でも自習はできる)
運良くそんなにひどくはならない。
レポートやテストは普段、本を読んでれば
単位を落とす事はない。
レポートを書く行為は大変だけど。
(これもよく書いてるね)

話を戻す。
彼ら一流小学生は
勉強以外の道徳的な事でも分からない事は
先生に何でも質問に来る。

例えばこんな会話を横で聞いたことがある。

小学生「学校の先生は間違えた事を教えるんだ。
     あんな授業は受ける価値がないよ」

塾教師「それはよくある事なんだ。
     でもだからといって先生を馬鹿にすると
     反ってよくないトラブルに
     巻き込まれる事があるから、
     気づかないふりをするのが正解なんだ。
     理不尽に思うかもしれないけど
     君が大人になったら
     絶対にそれが分かる時が来るから。」
(学校の先生が間違った事を言うことはよくある事らしい。
というか私が小学生の時分を思い起こすと
一人、思い当たる節があったりもするなぁ。)

理科なんかは
できる子が限のないほどいるので
学校の内容に嫌気が差す子が出てくる事は
塾の中ではごく普通にある。

これくらいの事なら
大学生でも分かることかもしれないが、
そういった人生の時間量的に理解できない事さえも
人生の先輩に訊きに来るので
知識も道徳も素直に伸びる。

私が働いている塾は
日能研四谷大塚やSAPIX
のような一流の塾ではないので
そこの生徒はどんなもんだろうかと
予想もつかない。

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