仕事をしていく上で
「巧遅より拙速」(高品質で遅いよりも拙くても速い仕事のほうが良い)
という言葉を掲げている会社は結構あります。
Facebookのマークザッカーバーグの手紙にも
"Done is better than perfect" (完璧な製品を作るよりも早く仕上げろ).
と、同じ意味の言葉があるそうです。
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とはいえ、会社の上司とクライアントはワガママなものなので、「質も気にしろ」というものです。
とか言いながら生産性を気にします。それは弱い立場新入社員に言っているに過ぎず、実際は新入社員にすぐできないことは分かっているんです。
じゃあ管理職の人は、なぜそんなことを言うかといえば、管理職である自分が気にしていることだからです。
脳は主語を認識しません。自分に対して言っているのか、他者に対して言っているのかの区別はついていません。
人が人を支配するのは「重力」?支配の仕組みを考えた。 - ノーミソ刺激ノート
なぜ主語を認識していないくせに、他者である新入社員に言っているかと言えば、自分に対して言っているのではない、自分は悪くないと暗示をかけているだけです。
夏目漱石は「個人主義」というものに関して悩みましたが、日本人にはそもそも西洋のような「俺、俺」な個人感覚というものが無かったんです。
ですから間違っても仕事がうまくいかないのは自分の責任だと思わないことです。
新入社員は速く自分が仕事を覚えることが重要なので、量だの質だのは関係ないし、気にしたら仕事を覚えづらくなるだけです。
新入社員には気にすることではないんですね。
こういう問題って仕事という仕事に当てはまる話です。
例えばブログでもそうなんです。
ブログは質か量かって話ありますよね。
— KEC@難解読書@ブログ@リライト中心期間 (@kec_twitt) 2018年10月30日
でも全員何となく
「両方大事」
って知ってるじゃないですか。
何でそんなことが気になるかというと、
質を上げている時は「量を大事にしないと…」と焦って、
量を上げている時は「質を大事にしないと…」と焦ってるだけ。
心の問題なので、継続すれば合格。
つまり気にするなってことです。
ちゃんと誠実にやっていれば仕事は速くなるし心に余裕が持てるので質もよくなるものです。
特に私の場合、
「ちゃんとやらなきゃ」
とプレッシャーがかかるとドキドキしてミスするんです。
文章に関してもそうです。
私は毎日ブログをリライトも含めて2000字以上更新していますけど、全然プレッシャーに感じていません。
だから続けられるんです。しかも2000字くらいなら、言語や哲学の話題であれば20分くらいで出来上がります。
最近はツイッターで思ったことをメモしして使っているので、
「ブログかこっかなー」
なんて思いながら、重い腰を上げる動作が速くなりました。
じゃあいきなりできるかって言ったらできるわけがありません。
何でもそうですが脳みそがついていかないですからね。
読書に関してもそうですけど、まじめにやっていたら長く続きません。
ダラダラ気長にやりましょう。
そうしていくと知らないうちに速く、上手くなっていきます。