悪口の気持ちよさ
人の悪口言うと気持ちいいじゃないですか。
それは脳内で快感物質のドーパミンが出るからです。
しかし悪口を言うのはよくないと言いますよね。
それにも理由があって、悪口を言うということは「呪い」と一緒なんです。
言葉はただの言葉ではなくて情報です。その情報をキャッチすると、脳でその意味を感じてしまうんですね。
言語には主語と述語があると学びますけど、脳は主語を認識しません。
悪口を言うと脳でドーパミンが出て気分がよくなります。
ただ、脳は主語を認識しないので、
- 他人に「バカヤロー」といった場合
- 自分に「バカヤロー」といった場合
この二つでは同じ反応が起こります。
よって悪口を言うと寿命が最大5年縮まるという研究結果があるくらいです。
昔から「呪いをすると自分に返ってくる」という言い伝えがあります。
人を呪わば穴二つ
って言いますよね。
平安時代に中国の陰陽学から発展した日本の陰陽道の言葉だったはず。
これは日本でも言われるし、外国でも言われることです。
現代医学的にもそれが証明されているという事です。
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ですから悪口は言わないほうがいいんですね。
日本語と主語
ちなみに日本語には主語が無いと主張する言語学者もいるんです。
考えてみれば、現代日本語も主語を言わなくても話が通じます。
『源氏物語』では、主語が殆どなくても誰が話しているかが分かります。
それは何故かといえば、立場の違いで言葉の使い方が違うからですね。
源氏物語を最後まで読みとおしたい!その方法 - ノーミソ刺激ノート
それは古典だから現代と違うかといえば、ほとんど変わっていません。
ですから不思議な話ではありますが、言語における方向性、「人に言うか」「自分に言うか」というものは、文法上あるという事になっているけど、根本的に脳の認識としては無いという事です。
だって誰かの悪口を聞いているとき、自分に対してじゃなくても悪い気分がするじゃないですか。
自分と関係ない人の悪口であっても、それは自分に言われていることと同じような反応が脳内では起こっています。
人に言う事は自分に言う事になるし、自分に言う事は人に言うのと同じ。
自他の区別が無いのが言語です。
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主語が無くても通じるという事は主語は何でもいいという事になります。
ですから日本語は一人称がたくさんあるんですね。
日本に文字が発生しなかった理由を考察 - ノーミソ刺激ノート