文を書くのは簡単
文章って案外簡単に書けるんですよ。
私は現時点で、1年間で平均3000字(原稿用紙で7枚以上)の記事を300記事書きました。
「よくそんなに書けるね」と友達から言われます。
が、例えば本を5冊読んだ場合、
読んだ本のこと×5のこと
が書けるようになるわけです。
なぜならそれぞれの情報を掛け合わせることができるからですね。
5冊読んだら、それぞれを掛け合わせればいい。
もちろん掛け合わせるには、それなりの労力がかかります。
労力は掛かりますけど無関係な本を読んでも難しいです。
だから、それはできるだけ簡単であることが良いですね。
それには当然、関連する本を読むと、関連させやすいです。
もちろん同じような事が書かれますから内容がどんどん浅くなることはあります。そう感じたら別の本を読めば良いんです。
一度書いてみると、本を読んだときの吸収力が全然違いますから読書の効率も上がります。
「掛け合わせ」の方法
例えば『聖書』について解説したい場合『聖書』本文と分かりやすい解説書を読むことですね。
⇓こんな本が結構あります。

- 作者: 共同訳聖書実行委員会,日本聖書協会
- 出版社/メーカー: 日本聖書協会
- 発売日: 1988/10/01
- メディア: Vinyl Bound
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1年で聖書を読破する。 永遠のベストセラー完読法 (Forest Books)
- 作者: 鈴木崇巨
- 出版社/メーカー: いのちのことば社
- 発売日: 2016/01/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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日本人は『聖書』の内容に疎いので分かりやすい解説書が近年たくさん出ています。
国際的な教養として知りたいっていう需要があるからですね。
ただの聖書一冊を読んでも普通の人は理解してくれませんし自分も上手く解説できません。
だから、
「この本にはこう書いてありました」
っていうことを書くだけで文章が書けます。
これが「引用」ってやつです。
文章を書くときに重要なのは「引用」です。
読書感想文や論文でも「引用」なしに書くことはできません。
なぜなら「文章を読みました」っていう正統性に繋がるからです。
ポイントは自分自身でそれぞれの問題に関して「考えること」です。
しかし考えるにしても何か理由がないと考えませんよね。
その理由というのは人生を生きていくうえで必ず出てくるものです。
考える方法
考えるにしても「やろう」と思ってもできることではありません。
読んで直後の場合、初めての情報を知るわけですから脳が慣れない情報にヒリヒリする感覚があります。
だから考えることはできません。
じゃあ、いつ考えられるんだって言ったら、数日たった後です。
というのは何度も寝て「忘れること」。
意外に思えるかもしれませんが「忘れること」は重要。
なぜなら、1度読んだ本を忘れることは当たり前なことではありますが完全に忘れることはほとんどありません。
その「忘れたこと」を補強するように自分で記憶を作り直すんです。
その作り直しがオリジナリティになります。
かと言って嘘を作ってはいけませんが。
読んだことを忘れかけていたような時にふと思い出すことがあります。
それを書き留めるんです。
それは寧ろ読んだときの力ではなく書く力です。書く力は書かないと付きません。謂わば読むことは筋トレで書くことはフォーム練習や実践のようなものです。
一方、インプットした情報をそのままアウトプットしても意味ないかといえばそんなことはありません。
その情報を知らない人は沢山いるんです。
ただしその情報が少しでも複雑な場合、例えば10ある中で3しかわからないということもあるでしょう。
その場合はその本は保留して他の簡単な本を読めばいいだけですよね。
それは別に挫折ではなく3だけ分かったことがあったからいいんです。
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練習は簡単
例えば動物と植物のことの本を読んだら動物と植物を比較した文章が書けるんですよ。
でも文章は書けない。
と言ってる人もいると思いますが、当然失敗してもいいんですよ。
知ってる人が読んでいるわけじゃないんですから。
例えば昔は会社の上司に文章を作れと言われて恥ずかしい思いをしたくないから何時間もかけて200字の文章を書いたっていうことはあったでしょう。
でも今は見ず知らずの人に読ませるだけのタダの文章がタダで書けるわけですよ。
しかも保存に場所を取らないし読み返しも簡単です。
低コストでだれに迷惑をかけるでもなく自由に練習ができる。
昔は紙と墨の調達でさえ難しかったんですよ。紫式部や清少納言は貴族だったからあんなに長々と文章がかけたんです。
当然ミスもしたでしょうし。
源氏物語を最後まで読みとおしたい!その方法 - ノーミソ刺激ノート
適当に書いた文章が公開されて下手だろうが自分の生活を握っている上司が読んでいるわけでもないので簡単に恥じがかけます。
これって革命的なことですよね。
ですから本を数冊読んだらそれらのことをかけ合わせて考えながら書いて、数百字書いたら載せちゃえばいいんですよ。
誰もへたくそなんて言わないです。
思ってもスルーするだけですから。
逆に本をいくら読んでも文章を書かなければ書くことはうまくなりません。
当然ですよね。
空手の通信教育が役に立たないように、書くことは実技です。
とにかく体を動かさなければ型は身に付きません。
ですからどんどん書きましょう。
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