「愛読書」とは
これについてはすでに書いた記事があるので、よろしければ参考にしてください。
「愛読書」を作るには
「愛読書は?」ときかれても、準備して無い人が大半でしょう。
そういう場合は手段として二つあると思います。
- たくさん読む。
- 好きな有名人の愛読書を参考にする。
そして、愛読書と言えるものに関しては、質問されたらパッと答えられるものでないとその後の会話が続かないでしょう。
なぜなら「愛読」と言葉にするなら、それについてきかれることは当たり前だから。
たとえば、
- どんなところが好きなのか。
- 感動したところはどこか。
- 他に好きな本はあるのか。
などですね。
「読書歴」を知るというのは、その人の人格を知るのとほとんど同じ意味だと考えていいです。
なぜなら、「人格」は経験・体験と、「読書歴」で決まるからです。
これは断言してもいいです。
読書は別に説明することが目的ではありません。
ただ趣味で、誰にもアピールする必要のない読書が大半です。
でも、わざわざ「愛読書」というなら「説明」とセットだと考えておきましょう。
【本を説明したいことに関して詳しい内容はこちら】
ですから、それにこたえられるくらい何度も読めるものを「愛読書」にしましょう。
それくらいの目安は最低4回です。
1は、たくさん読んで、どういうものが自分と合致するのか、恋人を選ぶように自分にピッタリ合った本というのがあるはずですから数打つ方法です。
じゃあどういうものを読めばいいかというと、文学で言えば純文学。
それ以外では哲学・思想・宗教ものでしょう。
文学の場合
日本文学には、純文学と大衆文学で分けられることが多いですけど、大衆文学はエンタメ系と言われるもので、誰でも共感できたりハラハラドキドキするものです。
そういうものは、つたえたいものが明確に有るので、一回読めばOKという人が多いのは確かです。
純文学は純粋に言葉、文章の芸術ですから「これだ」という明確な答えはありません。
だから大学などで研究対象となるんです。
太宰治も普通はこれに該当します。ですから又吉さんがドはまりするのも頷けます。
純文学は別に小説に限ったものではなくて、詩も文学です。
というか、文学の始まりはそもそも詩なので、詩さえ読めれば、他の文章も読めると言っていいでしょう。
2は、すでに「考え方が好き」など、有名人が読んでいる本を読んじゃうという方法。
これは好きな有名人がいるならハズレは少ないでしょう。
その有名人自身が本を出しているならその本でもいいです。
その人が本を出していない、読んでいても何度も読むような内容ではない場合は、その人が読んでいる、紹介している本を読んでみるというのが簡単な手ですね。
とはいえ、好きな人が読んでいる本だからと言って、その本がバシっと来るかといえばそうともいかない可能性もあります。
何度読んでも楽しい本を探す
例えば、ビジネス書を愛読書としている人は少ないと思います。
松下幸之助を尊敬している人はその人の本を何度も読むということはあるでしょう。
他人の哲学を吸収しきることは何度も読まないと駄目ですからね。
でもビジネスに場合は一人の哲学だけ吸収しても意味ないんですよ。
読んでて楽しくてしょうがないなら読んだらいいと思いますけど、そういう人は少ないでしょう。
しかし、一般的にビジネス書というのは実践ありきなので、本を読むことが目的ではないので、例外を除けば愛読書には向いていないと言っていいと思います。
前述したように、宗教・思想系であれば、吸収するのに時間がかかるので、それを読むのもいいでしょう。
ビジネスなどで実践する場合は、実践する動機、「何をしたいのか」という哲学がないと、と週で躓いてしまうことがあります。
そういう時に古代から読み継がれている本を読むと、自分の軸足となって働くんです。
日本人に向いているのは仏教系だと思います。
あとは『古事記』を解説している本もたくさんあるのでそれを読んでみると、自分の無意識の行動原理が分かったりします。
いきなり本文を読んでもただの物語でしかありませんし、長いのでよくわからないのが普通です。
まんがなどの解説書から始めることがおすすめです。
一方で、海外で活躍したい場合はその国の宗教の本を読んでみるのが最善です。
そんな人でも、無意識には宗教観があるので、ヨーロッパ系ではキリスト教『聖書』は欠かせないです。
私もクリスチャンではありませんが、事あるごとに読むようにしています。
これも、解説本から読みましょう。
本文から読んだら、絶対に嫌になります。

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