例えば外国語を勉強すると外国人が何を考えているのかが分かります。
それだけ?
と思うかもしれません。
が、世の中の「楽しさ」の大半は人間の反応でしょう。
お笑いだったり、友達と遊びに行って楽しいのは
「人間が何を思っているのか」
という事が結構な楽しさの割合を占めていると思います。
僕は中国語を大学の頃に勉強したんですが、中国のニコニコ動画パクリサイトで
クレヨンしんちゃん(蜡笔小新)観てるんですけど、面白いですよ。
【関連記事】
声は日本語そのままで字幕とニコニコ特有の流れるコメントが中国語なので、翻訳の仕方や、翻訳しきれないギャグ(ダジャレなど)で困惑する中国人の様が面白いです。
つまり「楽しさ」を挙げるとこんな感じ。
- 日本語のコンテンツ
- どう翻訳されているのか
- 翻訳しきれないものの翻訳のされ方
- 外国人の反応
日本語だけしか知らないと1つしか楽しめませんが、中国語を集中的に勉強すると4倍楽しめます。
そしてさらに中国の勉強にもなるのでいいことづくめ。
まぁまぁ意外だったのが
「ワイルドだろう?」(我够狂野吧?)
を「@小杉」(@スギちゃん)だと理解していたり、(@は英語のatで「~による」)
「しんちゃん」を中国語にすると「小新」となるんですが、音訳で
「新醤」(xīn jiàng)
とコメントが有ったり、
「~さん」が「~桑」(sāng)
とあったりと、日本語の敬称をそのまま使っているんですね。
まぁ日本語を日常的に聴いてたら、全体を理解していなくてもそうなるのは当然なんでしょう。
つまり中国人がどのように日本語のコンテンツを理解しているのかが分かります。
結構前にも記事で書きましたけど、中国語における漢字は表意文字でありながら表音文字でもあるので(というか基本的に漢字しか使えないから)こういう面白いことが起こるんですね。
【関連記事】
中国人の漢字の考え方って日本人と違うって知ってた? - ノーミソ刺激ノート
コメントの知的レベルは本物のニコ動と似たような感じで十人十色。
中国人は日常的に日本からの輸入文化に触れているので日本人よりも外国語(日本語)が余計身につきやすかったりと思ったり。
他に基本的な理由もありますが。
中国の古典、現代中国人、ネット上の中国人を見て感じることが色々あります。
他にも書ききれない面白いことがたくさんあるんですが、後は、まぁ理解できる人間の特権ってことで。
これだから学習はやめられないですね。