あらゆるメディアで長年引っ張りだこの齋藤孝先生。
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小学3年生から始める!こども語彙力1200 考える力が育ち、頭がグングンよくなる
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/03/15
- メディア: 単行本
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私がこの先生を知ったのは15年前くらいなので2003年くらいでしょうか。
で有名になりましたよね。
しかし私が初めて読んだのは読書力 です。最近では語彙力本が本屋で嫌というほど有りますよね。
齋藤先生に限らずですが。中学生のころからとにかく教養を身につけたいと思っていたので、読書力 を学級文庫で見つけて読んだ時には目からうろこでした。
小説100冊と新書50冊読んだら読書力があるといってもいいというようなことが書いてありました。中学生の私は「どんだけ時間がかかるんだよ」と思っていましたが、今ではゆうに超えましたし、この100冊50冊というのは基準としてなかなかいい数字だと思っています。
これくらい読むと、いい本、よくない本の区別がつくようになります。
逆に言うと、駄目な本も含めて読むことによって見る目がつくのです。
教養、読書力というのは取捨選択の能力です。
リテラシー(literacy)というのもカタカナ語では解釈の力とされますが原義のliteracyはletterと同じ語源で「読み書き能力」のことです。
まずはそこから始めて、その数を越えたら他の人が馬鹿に思えるくらいの教養が身に就いています。何せ現代人は本を読みませんし、読んでいる人でも月に四冊ほどです。
齋藤先生の本はものすごく出ているので、全部追うことは難しいですが、私も10冊は読んでいると思います。
しかし彼の専門は教育(大学は東大法学部)なので、専門的な深い知識は得られませんが、専門に入る前の初学的教養は大いに得られます。
ゲーテは古典の教養がかなりありますが有名なのは小説『若きウェルテルの悩み』
(漱石の『こころ』の三角関係の元ネタといわれる)です。
音楽のと文学のリズム感は通じる(漱石は多分音楽が好き) - ノーミソ刺激ノート
実は齋藤先生の「座右シリーズ」は他にも結構あります。
おそらくシリーズ化すると売れるからだと思うのですが養老孟司の『壁シリーズ』のように大変いいものばかりです。
諭吉やニーチェの本文を読むようになっても何度も自分の中で解釈するために時折読み返しています。有名な古典が多いのでこれをある程度知っていたらそれにまつわる本も理解できるようになります。