ノーミソ刺激ノート

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カッコいい・おしゃれな読書法

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読書のオシャレは「口先」から

一番いいのは「語れる」という事。

「かたる」の語源は「形る」という話が有ります。

つまり自分で「形作る」ということ。

 

読書系のブログでは「あらすじ」だけを載せている所が多いです。

狭くとらえるとそれも「作る」ことではあるんでしょうが、それでは自分の言葉が入っていないことが多いですよね。

 

むしろあらすじを読みたいのであれば、書き手の言葉が盛りだくさんだと本末転倒な感じもします。

 

「語る」とはそういう、引用文ばかりを使うのではなく、自分の考えも作って文章にいてるという事。かといって読書したことに関して触れずに自己流のことばかり書いていても読み手は納得できないことが多い。

 

ですからそのバランスを整えながら作文をしていくのが上手な語りでしょう。

オシャレとは騙すこと

「語る」と同じ語源で「騙(かた)る」があります。

つまり「騙(だま)す」ということ。

 

騙すことも作り上げることですから語源が一緒だというのも納得できますよね。

騙すことは悪いことだと一辺倒に考えるのではなく、騙すことは結局はオシャレにもつながります。

 

オシャレは実体を隠すことでもありますよね。

「裸の付き合い」とは、社会的な服装(騙し)を脱いで付き合うという事。

 

ですから騙しようによっては、それはオシャレにもなるし、人を傷つけることにつながるという事。

そう言ってしまうと危険な気もしますが、ある程度の経験を積んでいけば、そういうバランスは分かっていくものです。

 

語れた方が得をする

語れることがイコール読書とまでは言いませんし、オシャレだから語るべきだという事でもありません。

 

が、「オシャレ」以上に読んだ内容は語れたほうが良いんです。

なぜなら読書をしていると追うと、

 

「どういう本がおすすめ?」

「どんな本で感動した?」

 

という事を聞かれることが絶対にあります。

そういう「語らなければならない」場面に必ず出会います。

 

Twitter上でも「自称読書家」の人が「どんな本がおすすめですか?」と訊かれて、ネットで調べれば出てくるような誰でも知っている文豪やベストセラー本を薦める「貼り付け」のような回答ばかり

 

そうではなく、一番オシャレなのは浅くてもいいから広く語れること。

中高生は読書感想文で苦労しますから、難しいかもしれません。

しかし大人でも語れる人は少ないんです。

 

その為には漫画版を読むこと。

そして解説を読むこと。

 

変な話、「語る」というだけなら本文を読まず解説をたくさん読むだけでそれなりに語ることはできます。

 

読書に慣れていない、自信が無い人は情景を想像できているのか不安なことがあるじゃないですか。僕もありました。

しかし漫画版では当然、絵で描かれているので、理解の補助輪のように機能します。

 

その後に文章だけの本を読めばその心配がなくなります。

漫画版は、わざわざ漫画版にするくらいですから名作に多いですが、簡単な童話も漫画版になっています。

例えば宮沢賢治とか。

 

宮沢賢治・漫画館 全5巻
 

 僕の場合はこれを読みましたけど、教科書に載っているような『やまなし』『どんぐりと山猫』もあります。

更にこれの場合、話の合間合間に物語の中に出てくる物事の解説が載っているんです。

 

宮沢賢治の物語ですから「鉱物」や「農業」のことが多いです。

さらに賢治自身の宗教観や裕福だった家庭環境などの知識も学べます。

 

そういうことを知っていると普通では知らない情報ですから語れる種になりますよね。

宮沢賢治自身の事を知りたいなら、直木賞を取った『銀河鉄道の父』がおすすめです。

これは賢治の親父が中心の物語。

 

【第158回 直木賞受賞作】銀河鉄道の父

【第158回 直木賞受賞作】銀河鉄道の父

  • 作者:門井 慶喜
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/09/13
  • メディア: 単行本
 

 

読んだ本の説明の仕方 - ノーミソ刺激ノート

解説を読むべし

もっと知りたい場合はこれに限らないですが文庫の後ろには解説が載っていますし、図書館に行けば宮沢賢治の解説だけが載っている本も有る可能性があります。

 

文庫の後ろの解説は解説になっていないもの、著者の知り合いの有名人が著者のことを書いているだけのモノが結構あるので、それだけ読んでも使えない場合があります。もちろんたくさん読んでいくと見9得てくるものはあるんですが、それは上級者向け。

 

大概、小さい図書館でも夏目漱石はあります。

なぜなら漱石研究が日本文学で一番されているから。

 

「語れない」と思ってもそういう解説から引用して話せるようになれれば一番カッコいいでしょう。

 

「宮沢賢治の『やまなし』って教科書に載ってたじゃん、あれって…」という具合に相手も知っている本でありながらそれに加えて自分の考え風に語らたらカッコいいですよね。

 

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表面だけのオシャレは寒気がする

Twitterを見ていると「読書をしている自分ってオシャレでしょ」というようなきれいな写真に紙の本を撮影されたものを載せている中高生が多いです。

⇓こんな感じの

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もしくは「#名刺代わりの小説10選」というタグで、小説の題名だけ羅列してるやつ。


それくらい読書は「オシャレ」なものなんでしょう。

この画像はありあわせの画像を合成したものですけど、実際はここに日の光を照らしたり、コーヒーカップやぬいぐるみを横に置いたりしたものが多いです。

 

それは否定しませんし、多くの場合、読書は知的なイメージですからオシャレに繋がるのは当然です。

でも読んでいるというだけで、中身の話をしている人は少ないんですね。

 

あったとしても文庫の後ろに書かれているような「あらすじ」のようなものばかり。

⇓これは『陰翳礼讃』のもの。

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中高生の内は学校内の経験しかありませんからそれでもいいかもしれません。

 

でも大人でも語ってる人は少ないので、それくらい、文学のことを語るのは難しい事なんでしょう。

 

でも本当に読んでいて、普段から別のものも読んでいるのであれば、勝手に脳内で別の本同士の知識が繋がるはずなので、「ああ、写真撮ってるだけだな」って思われてしまう可能性があります。

 

ではどうすればオシャレになれるかと言ったら、写真を撮って「読書してます」アピールなんてダサいことは止めること

 

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