一般的なキャリア(学歴)の価値の幻想が減っているからです。
ですから個人の能力、ネットでは教養が直接消費者(大衆)に
直接働きかけなければいけないわけです。
なので逆に言えばごまかしが効かないので、ごまかしたい人は学歴積んで企業に就職して人に助けてもらえばいいんですが、まぁ早くて高校生くらいになれば人一人の経験や価値って他の人には無い一個性を持てたりするのでブログや動画の創作でどうにかなったりするんです。
ジブリが好き、読書が好き、漫画が好き、またはナンセンスなものが好きでもいいんですよ。
全員にひびかなくてもコアなファンに当たればいいんですから。
でも基本的には高校卒業くらいの年齢から価値が上がるのではと思います。
なぜなら殆どの人が高卒で、半数の人がどこかしらの大学に行ってるから。
大学まででどんな経験をしているかは殆どの人が知っているわけです。
つまり希少性が価値なわけです。
だから逆に中卒で働いている人というのは社会的に希少なのでその人の経験談というのは面白いわけですよ。
一方で東大まで行って、海外留学して、それでニートっていうのも希少性が高いですよね。どんなこと思ってるんだろうとか関心はあります。
殆どの人が経験していない人生ですから。
私個人でいえば文系で大学院まで行って人よりも本を読んでいるし、書くことが好きだからブログを書いているわけです。
今どき大学院生というのは99パーセント理系です。
就職に有利ですからね。逆に文系は不利です。
大学院生っていうのもまだ希少なのに、文系っていうので世間で生きてても感覚の違いというのは感じます。感じざるを得ませんが。
逆に言えば長く生きていて(30年以上)普通の人と同じような人生っていうほうが無いでしょう。
ネットとは関係なさそうな文学の世界でも、そうです。
たとえば、
↑この人なんかそうですよね。
中卒で芥川賞取った西村賢太は小学生のことから読書が好きで
一人の作家に心酔するほど文学好きだったわけです。
この藤澤清造というひとですね。
この人に心酔して短編集まで作っちゃっています。
暴力や倫理性を無視した表現があるので嫌いな人は嫌いですけど、小説としては本当に面白いです。苦役列車よりも
この辺のほうが面白かったですが。
私小説なので全部の小説に基本的につながりがあります。
話を戻しますが学歴が必要だというのは人が人を判断する時に、簡単に判断できるからです。
はっきりいって仕事上の付き合いで人となりとか、数年で辞めない人材だとか分からないんですよ。
会社の人事では数回の面接で入社するかどういかを決めますが、どんなにベテランでも確実な判断なんてできないわけですよ。
いたとしても本当に一握りの人事の才能がある人でしょう。つまり会社の人に価値判断されるだけ時間の無駄。直接大衆に価値判断を仰いだほうが早いのです。
どんなに人事採用経験者でも。
「自分は人を視る目がある!」って思ってるんですよ。ベテラン人事って。
でも限界があります。人ですから。
だから人材採用に余計な予算がかかって社員に還元されない。
でも今はネットでいろいろなことができるので一個人の能力一つで直接大衆に価値を問うことができる。
それは中卒だろうが高卒だろうがFランだろうが関係ないわけですよ。
だからキャリアアップ(成長させるための転職や進学)とかは今では採用者(人間の使用者)が人を採集して用いるための判断材料でしかなくて、直接消費者(大衆)には無関係なわけですよね。
だってブログや動画の配信者の学歴って見る目は多少変わりますけど、学歴が低いからって見るのをやめるってことないじゃないですか。
要は面白いかどうか。そこ個人の面白さって何かって言ったら経験と教養と表現力です。
それに一番いいのは読書なんですが、本屋で平積みされているからと言ってみんながみんな面白いとか言っているのを読んでもあまり意味はないと思います。
大衆の傾向を知るためにはいいと思いますがそんなのは、立ち読みすればいいだけの話
「膵臓食いたい」とかいう小説は馬鹿げてて読んでもあまり価値はないですよ。
中学生が文字読む練習にはいいと思いますが。
本を読むなら一旦立ち読みしてこれは面白そうだっていうものを読み続けて行ったら
勝手に個性になり、表現力も付くはずです。
ですかたそういう人の反応が楽しみで私もブログを書いているわけです。