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ノーミソ刺激ノート

書評やスポーツ、言語に関することを書きます。

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日本語の歴史について

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日本人の知らない日本語 なるほど?×爆笑!の日本語“再発見”コミックエッセイ

日本語の全体の歴史なんか私には書けるはずもありませんが、だいたいの日本人が知っておくべきことはまとめておいたほうが重要はあると思ったので、それを記録しておきます。

 

日本史や古文はやるのに日本語自体の歴史っていうのはなかなかやらないですよね。

もちろん教育する上で「これをやったほうがいい」というものを挙げたらきりがないのは当然です。

 

だからそれをこのブログでできるだけまとめたいと思います。

 

いきなり全部は書けないので、リライト前提で書きすすめていきます。

ですから読者の皆さんはたまにこの記事をのぞいてください。

日本語はどこから来たのか?

他の言語は似ている所がいろいろあるんですけど、特に日本語の場合は他の外国語と比べて似ている所が少ないんですね。

 

他の外国語の場合は、共通点を見つけやすいので、それによって言語の道筋がわかるようになっていますが、日本語の場合はそれが少ないんです。

 

だからといって宇宙から来たとか、神の国だからとかいうトンデモな話ではないです。

 

もちろん似ている外国語はあって、朝鮮語やトルコ語、モンゴル語と似ているんですけど、それでも少ないんです。

 

なぜかといえば、どの系統の言語かいまだに明らかにされていないということです。

 分かっているのはウラル・アルタイ語系ということ。

 

日本語とアルタイ諸語―日本語の系統を探る

日本語とアルタイ諸語―日本語の系統を探る

 

 

言語には「語族」という考え方があって、もともとはイギリス人が植民地のインドの言語研究をしていたら、遠く離れているのに言語体系が似ていることに気づいて、その関係性を「インド・ヨーロッパ語族」(印欧語族)と名付けたところから始まったらしいです。

 

外国語を学ぶための 言語学の考え方 (中公新書)

外国語を学ぶための 言語学の考え方 (中公新書)

 

 

でも、色んな言葉が混ざっているので、特定はできません。

 

何で混ざっているかといえば、地理的にユーラシア大陸の極東にあることと、東南アジア系の人たちも古代から海を渡って来ていて、日本に定住してしまっているからだそうな。

 

ユダヤの言葉も入っているという話もありますけど、それは学問的には立証されていません。

そういう話を知ると楽しいというのはありますけど、そういうのが好きならば、話す相手を考えて話したほうが良いですね。

 

日ユ同祖論対談 飛鳥昭雄×久保有政 (ムー・スーパーミステリー・ブックス)

日ユ同祖論対談 飛鳥昭雄×久保有政 (ムー・スーパーミステリー・ブックス)

 

 この本は「ムー」が関係しているのでオカルトな話です。

そこまで本気にせず、「そういう話もあるんだ」って感じでいいと思います。

 

他の地域では人は一方向に流れて、お互いに交流することはあっても、そこまで複雑には絡まってはいないけど、日本語の場合はおそらくその絡まりが昔から激しかったんでしょう。

 

日本語が世界で難しいと言われる理由 - ノーミソ刺激ノート

 

日本人が外国語が苦手な理由 - ノーミソ刺激ノート

 

はじめての言語学 (講談社現代新書)

はじめての言語学 (講談社現代新書)

 
言語世界地図(新潮新書)

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日本語の文字について

日本には仮名(ひらがな、カタカナ)と真名(漢字)があるということは中学校で習うことです。

 

仮名は元々は「万葉仮名」というのがありました。

中国から持ってきた漢字に日本語の読みを与えるために、漢字音だけ借りた使い方「仮借」(かしゃ)です。

なんでこういうものが出来たかといえば、昔は漢文を持ってきたので、文法も単語も、昔の中国の使い方そのまましか使えませんでした。

 

しかし外国なので感覚がどうしても違うわけですよ。

自分たち日本人が使っている言葉との違いが激しいので、どうしても気持ち悪い。

だから、漢字の意味の部分は取っ払って、とりあえず音だけを引用して文章を作る手段として考えられたものです。

⇓これは例です。もっとたくさん種類があります。

 

万葉仮名 - Wiktionary

 

ときどき、蕎麦屋さんや鰻のノボリで見るグネグネっとした読めない文字ありますよね。あれです。

 

「者」を「は」と読むのはよくわからないかもしれません。しかし漢文では格助詞の「は」(私はの『は』)として使われます。

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「幾楚者゛」と書いて「きそば」と読みます。

 

変体がな入門

変体がな入門

 
一週間で読めるくずし字 古今集・新古今集

一週間で読めるくずし字 古今集・新古今集

 

 

平仮名がたくさんできてしまったので、それを必要最低限に限定し、教育しやすいようにしたのが現在のひらがなで、使われなくなった言わば「異体字」を「変体仮名」といいます。 

日本語の奇跡―「アイウエオ」と「いろは」の発明 (新潮新書)

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カタカナの正体 (河出文庫)

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日本語は読書に適してるって知ってた? - ノーミソ刺激ノート

 

日本で漫画が発達した理由 - ノーミソ刺激ノート

 

日本に文字が発生しなかった理由を考察 - ノーミソ刺激ノート

 

一人称についてはこの記事に書きました。

日本語に一人称が多いのはなぜか。 - ノーミソ刺激ノート

 

「ん」について

「ん」は特殊な音で、50音の中で最後に追加されました。

追加される前では存在しなかったんです。

それに関して詳しいことが書かれているのはこちら。

 

ん―日本語最後の謎に挑む (新潮新書)

ん―日本語最後の謎に挑む (新潮新書)

 

 

端的に言えば、平安時代、空海が仏教研究の上で編み出したのが「ン」です。

仏教に少し詳しい人ならピンとくることでしょう。

 

そう。「阿吽」(あ・うん)の「吽」(ん)です。

 

現代語訳 吽字義 (弘法大師に聞くシリーズ)

現代語訳 吽字義 (弘法大師に聞くシリーズ)

 

 空海は「吽」に関しての研究としてこの本を書きました。

しかしよっぽど仏教に関心が無いと難しいので、山口先生の「ん」の本を読むのがいいでしょう。

 

この本も言語学に関する詳しい説明が入っていますけど、初めは難しい所を飛ばして読んでも十分楽しめます。

 

ん―日本語最後の謎に挑む (新潮新書)

ん―日本語最後の謎に挑む (新潮新書)

 

 

 その他の日本語に関する本も、山口先生の本はハズレがありません。

漢字はすごい! (講談社現代新書)

漢字はすごい! (講談社現代新書)

 

 もともとは無かったものが今でも使われているのは何も仏教が今でも心に沁みついているとかいう話とは別物だと思います。

 

それとは別に、「ん」というのはそれを使う事によって「リズム」を整えることが出来たんですね。

それに関しては↓の記事をどうぞ。

「なのです」と「なんです」の使い分け - ノーミソ刺激ノート

 

三島由紀夫と仏教思想について考える。 - ノーミソ刺激ノート

 

リズム感について

日本文学には世界最短の詩の形と言われる「俳句」があります。

万葉集は一般の人の歌も入っていますが、西洋では基本的に詩を教養のない一般人が歌うことはありません。

 

なぜなら創作は限られた人「桂冠詩人」(けいかんしじん)しか作れないものとされていました。

 

西洋では創作は神がなす業なので一般人にはできないとされていたんですね。

 

イギリス桂冠詩人 (SEKAISHISO SEMINAR)

イギリス桂冠詩人 (SEKAISHISO SEMINAR)

 

 

神曲 (まんがで読破)

神曲 (まんがで読破)

 
やさしいダンテ<神曲> (角川文庫)

やさしいダンテ<神曲> (角川文庫)

 

 ではなぜ日本人は簡単に詩を作るかといえば、詩の要素は、

  1. 韻を踏む
  2. 比喩、例えること

重要なのは以上の二つで、特に技術がいるのが「韻を踏む」事です。

が、日本語は同音異義語が多いうえに全ての文字に「母音」(あいうえお)が入ります。

 

それに対して英語などのヨーロッパの言葉は子音(kstn…)が多いんですね。

ですからダジャレでさえ、生み出すのに苦労します。

日本語では「くだらないシャレ」で「駄洒落」ですが、言語の違いでこんなに差があるんですね。

 

ちなみに『不思議の国のアリス』(Alice’s Adventures in Wonderland)の原文は高等な駄洒落のオンパレードです。

 

  • tale(お話)と tail(尻尾)
  • not(無い)と knot(結び目)
  • antipathy(反対)と antipodes(反対の場所)

 

なので外国人が日本語を話すときに嬉しそうに駄洒落を話すのは母国語ではなかなかできないことだからなんですね。

 

不思議の国のアリス (とびだししかけえほん)

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不思議の国のアリス (角川文庫)

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Alice's Adventures in Wonderland and Through the Looking Glass (Illustrated Classics)

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 「ひめたんびーむ」が流行ったのは文学と言語学的な理由がある - ノーミソ刺激ノート

 

お笑いとリズム感の関係 - ノーミソ刺激ノート

 

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