ノーミソ刺激ノート

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「図解」「まんが」を読むデメリット

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[カラー改訂版]頭がよくなる「図解思考」の技術 (中経出版)

デメリット

分かった気になるという事です。

「図解」は「観光地」のようなもの。

「観光地」を見てその地域すべてをわかった気になるのは違いますよね。

 

観光地はその地域の文化や良い所を分かりやすく集めたものですが、地域はそんなにまとまったものでは無く、実際はごちゃごちゃ、複雑なものです。

その複雑性を認めたうえで曲りなりにでも、自分なりにでも、分割することが出来るっていうのが文字通りの「分かる」ってこと。

 

で、初めから人に分けられたものを見て分かるのは本来的な「分かる」では無い。

分けられてるのを「知ってる」というだけなんですね。

 

捌かれた魚だけを見て「魚」を分かっているというのと同じ

実際に捌いて、骨の硬さとか、内臓の臭さとかいうような、どういう中身になっていたのかを見てないと分かってるとは言えない感じしません?

いちばんくわしい 魚のおろし方と料理

本も同じで本当のところを知りたいのであればたくさんの文字だけの本を読んだほうが良いです。

 

とはいえ一番初めは観光地をある程度巡らないとその地域のことは分かりにくいですよね。案内所もありますし、観光地の説明をしてくれる人もいます。

普通の下町で下町の歴史を簡単に説明してくれる人はいないですよね。

 

もちろん私は図解や漫画版を読むことをおススメしています。

いきなり難しい本を読んでも挫折しますからね。

じゃあ、日本に来た外国人が金閣寺や、雷門などの観光地に行って、

 

「日本のことは知ってるよ!外国人だらけだ!きんきら金の建物がある!観光地だらけ!英語を知ってる人ばかり!」

 

って言ったら

「うん、まぁ一部はそうだけど…」

って思いますよね。

 

観光地は短期間で日本のことを知ることはできますけど、それが全てではないし、見せたい日本」みたいなところがあるわけですよ。

観光地だけ巡って「日本のことを十分知った」と言ったり、テストの点数が悪い人を「こいつはダメな奴だ」として評価を下すのも乱暴ですよね。

 

点数が悪くても運動が出来るかもしれないし、人に対して優しいやつかもしれません。

学校の1クラスだけを経験して、いじめにあって、「世界は敵ばかりだ」と思っている人がいたら「ちょっと待てよ」って言いたくなりますよね。

 

一期間だけで見える世界は全てではないじゃないですか。

それは多くの人が知っているはずです。

読む必要が無いのか

じゃあ図解や漫画は観る必要が無いのか、短期間で知るには文字だけの本を読んだほうがお金も時間もかからないし、効率的かって言ったらそんなこともないです。

そういう、分かりやすい所も一つの解釈ですし、深く知るきっかけになります

 

つまりわざわざ図解などにしてるのは難しいからこそ、簡単にしているんです。

すぐに1年~2年でその分野を知ることが出来るわけがないからこそ、分かりやすいものが出ているんです。

 

だから簡単に判断を下さないようにしましょう。

 

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